BP-511A
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どうやらEOS 10Dのバッテリーが寿命を迎えたようなので新調した。互換製品もあってそちらのほうがだいぶ安いのだが、キヤノンのBP-511Aにした。有楽町のビックカメラで7480円也。マニュアルによれば、長期間使わないときは使い切って、製品から取り外して低湿度30度以下で保存とのこと。
で、問題はそろそろセルごとの寿命差が出てきたらしいこと。今日仕事で使っていたら、どちらのセットも短時間でカメラがダウンする。もちろん、予 備の一次電池を用意していたので撮影に支障はなかったのだが。帰宅してから調べると、それぞれ1本だけ目立って電圧が下がっているのである。 1500mAhは8番のシールを貼ったやつ、200mAhのほうは3番のマーキングを施したやつ。2000mAhならまだ同等品が手にはいるが、 1500mAhになるともう売っていない。残り3本はまだまだ使えそうなのだが、どうしたものか。
欲を言えば、光学式のファインダーが欲しいところ。できればピント位置を0.9mに固定して、電源を切っても覚えていてくれるといいなあ。昼間の スナップなら、これでだいたいピントが合うし。また、歪曲収差が目につくのは、個人的に大きなマイナスポイント。金をかけない広角レンズは、どうしても歪 曲収差が残ってしまうのかなあ。ま、普通の人は気にしないし。
で、このカメラを買うときにソニーのカタログを見て絶句。電源オンからの立ち上がりや、撮影間隔、電池駆動時間などを、具体的な数値を上げて自慢 しているのである。これらはいずれも銀塩カメラのカタログでお目にかかったことはない。撮影に待たされることなどないし、電池もそうそうなくなるものでは ない、というのが銀塩での常識だからだ。せいぜい、一眼レフでAFの合焦スピードや、1秒あたり何コマ撮影できるか、が謳われるくらい。まだまだデジタル カメラというのは未成熟な代物なのだなあ。
我が家は父親の代からキヤノン党である。と書くと格好良いが、なんのことはない、ニコンは高くて買えなかったのだそうな。で、私は過去との互換性 を重視するニコンFシステムよりも、「全部電気仕掛けだもんね」というEOSシステムにシビレテしまったのだ。当時のラインナップはどうも中途半端に見え て、どうせならと最上級機を買ってしまった。いまなら「Kissでもいいじゃん」と思えるのだが、一度は買ってみないとダメらしい。
さすがにこのカメラは頭がいい。AFも速いし露出もほとんど考えなくていい。私はプログラムAEモードばかり使っている。さらに巻き上げも自動な ので、ひたすらファインダーを見てシャッターを切るタイミングに集中できる。幸いクルマや列車を撮ることはほとんどないので、パワーブースターは付けずに すんでいる。といっても、電源が2CR5だけだと不安なのでバッテリーパックをつけているからあまりコンパクトではない。でも、かえってこのくらいの大き さ、重さのほうがぶれないように思う。持ち運ぶときには嫌になるけれど。
気に入らないのは、フォーカシングスクリーンだろうか。ピントの山がわかりにくくて、マニュアルフォーカスがやりにくい。まあ私がやるよりAFに 任せた方が確実なんだけど。ついでにいうと、全面マット以外のフォーカシングスクリーンを使うと、評価測光が使えない。これはカタログにも本体マニュアル にも書かれておらず、フォーカシングスクリーンを買って初めてわかるようになっていた。ちょっと考えればもっともな話だが、そりゃあないよな。
で、単焦点だから速いかというとそうでもない。AFが遅いのだ。ここぞと思ったときにシャッターが落ちない。とにかくピントが合わないとシャッ ターが落ちないくせに、ピントの合うのが遅い。いまどき、AFのコンパクトカメラはみんなこうなんだろうなあ、デジタルカメラも含めて。
昔、純然たるメカニカルカメラ(まあ露出計は入っていたけれど)で撮影を始めた人間には、なんともやりにくい。腕のある人はこれでちゃんと写真を撮れるのだろうけれど、私にはちょっと無理なようだ。
ファインダーに浮かぶフレームで対象物を切り取るという撮影スタイルは、なかなか新鮮だった。というか、一眼レフでもこんなファインダーが欲しい と思うくらいである。しかし最近はスナップにはソニーのデジカメであるU30、気合いの入った撮影にはキヤノンのEOS-1Vといったことになり、すっか り出番が減っていた。
なので思い切って売却。M6なら、私が死蔵しているよりも有効に活用してくれる人がいるだろう。ちなみにボディ、50mmズミクロン、非球面 35mmズミクロン合わせて20万円で買い取ってもらった。4~5年使ったあげく、購入価格の半分くらいで買ってもらえるのは、さすがにライカである。
2003年7月にソニーの DSC-U30を買ったら、これがメモやスナップには大変便利。セミプロとしての気合いの入った撮影はEOS-1Vでや るので、ニコンのCOOLPIX950は全然使わなくなってしまった。もはや中途半端な存在である。救いがあるとすれば、天体望遠鏡に付けて月の写真を撮 るのに便利なくらいか。そういえば、M6もずいぶん使っていないなあ。
写りで言えば、EOS Kiss Digitalあたりはもう35mmのフィルムに匹敵するか、凌駕するくらいまでになっていると思う。やはり、大きな撮像素子は有利だよね。しかし、しょ せんKissクラスのカメラに、10万円以上出す気にはなれない。ランニングコストまで勘案すれば十分安いのだろうけれど、銀塩カメラの価格ヒエラルキー に慣れちゃっていると、どうもダメなのだ。
まして古いメカニカルカメラの時代とは違って、来年にはもっと安くて性能のいいボディが出るのはわかりきっている。仕事でガリガリ使うなら元が取れるからいいんだけどね。